看護部の理念
一人の患者さんをみんなで支えるためにも、今の医療はチーム医療なくしては行えないと言えます。部門はそれぞれが専門職として連携しており、あま市民病院におけるチーム医療推進役として、安心で良質な医療を提供する支援を行っています。
「安全で安心と満足が感じられる看護を提供します」
3S病棟(地域包括ケア病棟)のご紹介

地域包括ケア病棟とは、治療が終了し、病状が安定・軽快し、在宅復帰に向けた間や自宅環境が整うまでの入院、または在宅療養中の休養のためのレスパイト入院等を対象とした病棟です。
私たち3S病棟では「おうちへ帰ろう」をテーマに医師や看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーと、患者さん・ご家族と協力し、在宅復帰に向けた支援を行っています。
地域の多職種を交えた話し合いを定期的に行い、患者さんやご家族と情報共有の場を設けながら、退院支援や退院調整など、在宅復帰に向けたサポートをしています。
また、家庭の事情により在宅へ帰ることができない患者さんもみえます。施設入所や他院での医療の継続等お考えの方も、スタッフやソーシャルワーカーと相談し、患者さんの今後の生活する場も一緒に考えていきます。
病棟の活用としては、季節を感じることができる歌や、体操、ゲームなどのレクリエーションを月に1回開催し、患者さんの生活の活性化を図り、入院生活の中で楽しみを持ってもらえるような取り組みもしています。
病棟看護師は、退院支援に対する研修勉強会を定期的に開催し、看護師の知識向上や支援のスキルアップに努めています。
4N病棟のご紹介

4N病棟は、消化器外科・眼科・整形外科・内科の一般急性期の混合病棟になります。
外科・内科では一般急性から治療が落ち着き症状が安定された患者さんが多く、治療による安静で日常生活動作が低下された方へのフォローやリハビリなどを行なっています。がん性疼痛のコントロールにも力を入れており、緩和チームによる週2日のラウンドも行われています。
患者さんは高齢の方が多く、治療後も生活に対する不安があります。私たち看護師は多職種と連携し、急性期の治療中から退院後の生活に目を向け、患者さんやご家族の気持ちに寄り添い安全で安楽な入院生活が送れるように細やかな関りを心掛けています。
看護師は若い世代から子育て世代、ベテラン看護師と幅広い世代の構成で、明るく楽しい職場です。
4S病棟のご紹介

4S病棟は、一般内科の急性期病棟です。主な疾患としては、糖尿病、心不全、脳梗塞、肺炎などの患者さんが入院されます。超高齢化社会をむかえ認知症を患った患者さんも多く、誤嚥性肺炎や慢性疾患など複雑な疾病構造をかかえています。認知症サポートチームや栄養サポートチームの介入により嚥下造影、嚥下訓練、機能回復訓練などを行っています。また、糖尿病に関しては教育入院を行っていますが、個別性を活かした療養指導を目指し日々切磋琢磨しています。
多職種(医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士)と協働しながら、退院後の生活を見据え急性期治療から回復に至るまで関わっています。入院前の生活に戻れるように患者さん一人ひとりに合った看護を心がけ、チームワークを大切にしながら、患者さんのサポートができるようスタッフ全員で取り組んでいます。
外来のご紹介

外来診療部門では患者さんが安心して診療や検査・処置が受けられ、また日常生活や在宅療養が安心してできるように、医師やケースワーカーとも連携して看護を行っています。
救急外来では地域住民の皆様が「いつでも安心して受診できる病院」を目指し、24時間体制で救急搬送や来院される患者さんに丁寧に対応しています。